藤曲たかひろ 熱海市議会議員として今伝えたいこと

 熱海市議会議員として今伝えたいこと

 
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2月3日(金) 福島原発事故調査・検証委員会中間報告について

議員になって以来、毎年2月3日の節分は来宮神社にて、
節分祭に参加しておりました。
今年も当然その予定でしたが、急遽県庁で行われた
第五回目の原発・新エネルギー検討勉強会に
参加してきました。

以前第2回目の勉強会に参加した際、
大変参考になった沼津高専特任教授の渡辺敦雄先生を
再度お迎えして、福島原発の事故調査委員会の
中間報告についてポイント解説をして頂けるとのこと。
悩んだ末、節分祭よりセミナーを優先と判断し
禰宜さんにお断りの上、勉強会に参加してまいりました。

この中間報告がなぜ大事かといえば、
今年の6月ごろには政府の事故調査委員会による
最終報告が出される予定ですが、
その後は浜岡原発の再稼働に焦点があてられることになるわけで
その時、福島原発と同型の1・2号機を保有する浜岡原発にとって
この報告書が安全性を考える上での基準となるからです。

所用により、予定の時刻に多少遅れた事もあり
不十分な点は、今後補足する予定ですが
かいつまんで重要なポイントをここでは述べたいと思います。

まず、今回の中間報告では解明されていないことが
多すぎるということ。

1号機から3号機まで現時点では格納容器の損傷や
機能の状況の詳細はいまだ不明であるという点。
これは中の様子を検証する技術が現時点ではないためとのことです。

1号機及び3号4号機に関しては
放射能物質を閉じ込める機能を有する施設・設備の損傷を
認めてはいるが、2号機に関しては損傷を否定していない。
(ただし建屋にクラックがあることは認めている。)

冷却機能を有する設備は地震で破壊されていない。
津波によるものであるとの見解だが、原子力保安院の見解では
地震による破壊を否定していない。
すなわち、政府事故調査委員会は、原子力施設が
想定外の津波で甚大な被害を受けたことは認めるが
地震の揺れによって施設が津波被害以前に
大きな損傷を受けたかどうかについては
触れないでいるとのことです。

これは、もし地震自体の揺れによる損傷が原因となった場合、
福島原発にかかわらず全国の同型の格納容器や冷却施設に
問題がある可能性を認めることになり、
エネルギー政策自体の早期転換をも検討しなければならない
大問題になるからであろうと考えられます。

さらに渡辺先生の見解では
浜岡原発の安全性を考えると

1.津波より地震の揺れに耐えられないと推測できる
 (福島第一原発1~5号機と浜岡原発の1~2号機は
 MarkI型原子炉格納容器で同型。
 この型はベント管が8本あり複雑な構造で地震に弱いことが、
 以前から指摘されていた。)
 理由は東日本大震災に見られるような度重なる余震や
 長時間の強い揺れにより施設自体の強度はもろくなり
 金属疲労からくる破壊の可能性が大きい。

2.浜岡原発の真下を通っている活断層による地割れの可能性が大きい。
・浜岡原発は活断層上にあり、さらに最近浜岡原発真下から
 室戸岬に伸びる長さ400キロの新たな活断層も発見された。
・地震に伴う隆起の可能性。
・東日本大震災では平均7Mの隆起が見られた。
・浜岡でも同規模の隆起が起こる可能性がある。
・そしてその規模の地盤の変位に浜岡原発は対応できない。

3.現在浜岡原発には6000本以上の使用済み燃料集合体を保管している。
 浜岡原発を廃炉にしてもそこに残った使用済み燃料を破損させないため、
 同じ敷地内にある海抜約50mの高台に新しい建屋を建設し燃料を移すべき。
 崩壊熱除去方法は現在の水冷式から空冷式にし、
 地割れ対策のため建屋基礎下に厚い鉄板(約20cm)を敷くべき。


※東大地震研究所の纐纈 一起 (こうけつ かずき)教授によると、
東日本大震災をうけ、東海地震の規模はこれまで以上が予想され
マグネチュード9.6(これまでの定説は8.6)
津波の高さ40m(浜岡原発付近)
断層付近の隆起7m(今回の東日本大地震の規模と同様)

どうしてこの勉強会に引き続き参加しているか?
それは、浜岡原発の廃炉及び使用済み燃料の保管場所の移動については
同じ静岡県人として他人事ではないし
熱海も今回の福島原発のような被害が出れば
間違いなく放射能汚染の可能性が高いということを認識し
一刻も早い対応を政府および静岡県に迫っていく必要があると
思うからです。

そのため熱海市として浜岡原発に対する姿勢を
明確にすべきと考えています。
このことに関しては3月議会でも取り上げるつもりです。

昨日のがれきの受け入れに対する主張と浜岡原発廃炉推進については
一瞬矛盾しているようにとらえる方もいるかもしれませんが
危機管理という観点からは、最もリスクが大きいものについては
早急に対応すべきと考えます。
さらに、がれきの対応については渡辺先生も
まず反対ありきという感情論や先入観ではなく
住民側が受け入れる場合の条件をしっかり提示すべきだとおっしゃっていました。

例えば
1.がれき自体の放射能量を充分検査し許容放射能量以下の場合のみ対応する。
2.焼却時に充分な放射能除去機能の付いた焼却所を利用する(通常99.9%除去可能)。
3.汚染者負担の法則により、焼却後の高濃度の焼却灰は持ち込んだ
 自治体が責任を持って持ち帰る。

こうした条件合意の上で実施すべきだとのことでした。
これには納得でした! 



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Comments

No title
熱海市内に住んでいる主婦です。
がれき受け入れについては、色々考えさせられますね。

伊豆が東北の立場だったら、どのようになったでしょう?
そう思えば、がれき受け入れは当然なのですが、
「がれき自体の放射能量を充分検査し許容放射能量以下の場合のみ対応する。」
と、渡辺先生の言葉にもあったように、受け入れる場合は、充分検査してほしいです。
特に、プルトニウムとストロンチウムについては検査していないと聞いています。
重いので飛散していないはずだから検査しないのではなく、検査して不検出だったから、飛散していない、という判断をしてほしいと思います。

また、熱海市の場合は、風評被害は免れられないと思います。
そして、伊豆全体が観光産業で生活しています。
熱海市は、伊豆半島の入り口でもあるため、がれき受け入れには相当慎重に対応しなければいけないと思います。
伊豆半島の全市町で話し合う必要があると思います。
そういう話し合いをする予定が決まっているのでしょうか?

かと言って、がれきを受け入れないわけにもいかない、とも思います。
東北では10何年分ものがれきがうずたかく積み上げられていると聞きます。
受け入れは観光地としての、おもてなしの一つにもなると思うからです。

がれきを受け入れなかった場合、
伊豆で受け入れてくれなかったから、伊豆に観光になんて行かない!
大袈裟ですが、そう思う人も出てくるかもしれません。

藤曲議員さん、どうぞよろしくお願いいたします。貴殿の手腕に期待しています。
Re: No title
私ががれきの受け入れについて、ブログ上で書いたということは、
当然賛否の意見の分かれることは、承知したうえでした。
我が家も含め、小さな子供を抱える親は、
放射能汚染の不安がいつも頭から離れないのも
事実だと思いますので、がれきの受け入れさえ
慎重になるのは理解できます。

併せて、風評被害など受け入れに対する広範囲に
渡る影響も見逃せません。

原点は、同じ日本人として、何ができて
どの部分で東北に方々の痛みを支えてあげることができるのか?
がれきの受け入れも、通常以上の放射線量の危険性があるのなら
あきらめるしかないわけで、
別の支援を模索していかなければなりません。

いまは冷静に、そして安全性の確保を第一優先に
検討すべきだといえます。
先日、斎藤市長とも、この問題に再度触れて話しましたが
焼却灰の処分についての国の明確な対応ができるまでは
熱海市での受け入れは難しいとのことでした。
また、今後の対応については周辺市町の首長と
話し合いを密にしているそうです。

市町が安心して受け入れることのできる方策を
もっと国が明確にすべきであり
責任を受け入れを決めた地方自治体に
投げるべきではないと思います。

前田敦子さん、ご意見ありがとうございました。

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プロフィール

藤曲敬宏

Author:藤曲敬宏
昭和41年12月26日誕生(48歳)
県立御殿場南高校普通科卒業
専修大学経済学部経済学科卒業
元衆議院議員秘書

(社)熱海青年会議所元副理事長
MOA熱海保育園元PTA会長


前熱海市立第一小学校PTA会長
熱海市テニス協会協会長
熱海市日韓親善協会副会長
熱海MOA保育園顧問
熱海純喫茶組合副組合長
熱海クラシックコンサート実行委員長
平和通り商店街振興組合理事
グローリーワイズメンズクラブ会員
旧日向別邸保存会会員

2007年4月 熱海市議会議員初当選
2011年4月 熱海市議会議員再選

藤曲観光商事有限会社 代表取締役
「カフェプランタン」を熱海駅前にて経営
妻と15歳と12歳の2人の娘との4人家族です

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